捨てずに済む『モノの買い方』

今日は「幸せな家づくり」3つ目のポイント「捨てずに済む『モノの買い方』」についてのおはなしです。

一見家づくりとは関係ないお話のようですが、家ももちろんお買い物の最たるものですし、
引っ越しを期に、家具なんかも買うかもしれませんよね。

しかし、モノを買う・・ということは、同時に今まで持っていたモノを手放す、という事でもあります。
引っ越し準備のために、嫌でも片付けと向き合わざるを得ない「家づくり」において、当然たくさんの
不用品が発生します。収納の広さによっては、服もずいぶん手放すことになるかもしれません。

今は服もとても安く手に入りますし、ついつい新しい流行を追って買いすぎてしまいがちですが、
「この価格で、なぜ利益が出るの?」と考えてみたことありますか?
安くて大量に売られているものは、日本だけでは作れない。
どこの国の人が、こんなに安い値段で服を縫ってくれているのでしょうね。

広い世界のことだから、すべてを把握する事は出来ないけど、明らかに今までとは違う雰囲気の
今の地球に住む上で、ただ「安いから」と買っては捨てる、捨てては買う・・
というサイクルがずっとこの先何十年も持続可能だとは、とても思えないのです。

そして、それは食品やそのほかのアイテム、もちろん「家」についても同じく言えることです。
だから、とりあえず私たちに出来ることは、「捨てなくていい、長く愛せるモノを買う」
という意識を持つことではないかと思います。

それも『少なく』です。
①安易に似たようなものをたくさん買わない。
②食品ストックを買い過ぎない。
③安くてもすぐにダメになって、使えなくなりそうなものは買わない。

環境に負荷を与えないための一つの選択肢は、「少ないモノで生きる」ということかなと思うのです。

家をコンパクトにすることも、無駄な装飾を省くことも間取りをシンプルにすることも、
これからの時代に沿った家づくりの新しいスタンダードだと思っています。