お盆の帰省と家づくり|秋田市で実家の土地に建てる注文住宅という選択

こんにちは。あしたのいえの船尾です。

お盆が近づいてきました。秋田に帰ってくるご家族を迎える準備をされている方、逆に久しぶりに実家に帰るという方、それぞれいらっしゃると思います。私たちのところにも、この時期になると「帰省したときに親と家の話をしたのですが」というご相談が増えてきます。

今日は、秋田市で実家の土地に建てる注文住宅という選択について、私が普段お客様にお伝えしていることを整理してお話しします。土地を新しく探すのとは少し違う、独特の論点があるテーマです。


■ この記事のポイント

・お盆は家族が揃う数少ない機会。住まいの将来を話し始めるのに向いている
・親の土地に建てる場合、使用貸借であれば贈与税は課税されないというのが国税庁の考え方
・建て替えかリフォームかは「今の建物の状態」と「これから何年住むか」で決まる
・2026年8月は金利が上昇局面。国の補助事業にも申請期限があり、逆算した計画が要る
・敷地条件がひとつひとつ違う実家の土地こそ、建築家と建てる家=注文住宅の出番


【目次】

1. なぜお盆は、家づくりの話を切り出しやすいのでしょうか?
2. 実家の土地に建てるとき、最初に確かめることは何でしょうか?
3. 建て替えとリフォーム、どちらを選べばいいのでしょうか?
4. 秋田の気候に、実家の敷地でどう向き合いますか?
5. 2026年の夏、お金まわりで知っておきたいことは?
6. 建築家と建てる家だからできることは何でしょうか?


■ なぜお盆は、家づくりの話を切り出しやすいのでしょうか?

[画像:お盆に家族が集まる秋田の住まいの居間。世代を超えて食卓を囲む様子]

家づくりの相談は、ご本人ひとりで進められるものではありません。特に実家が関わる話は、お父さんお母さん、場合によっては兄弟姉妹の意向まで含めて、みんなが同じ絵を見ているかどうかが決め手になります。

ところが普段は、それぞれが離れて暮らしていて、電話やメッセージのやりとりでは深い話になりにくい。「今度帰ったときにね」と先送りされているうちに、一年、二年と過ぎてしまいます。

お盆は、その全員が同じ場所にいる数少ない時間です。しかも実家という、話題の対象そのものの中にいる。「この廊下、冬は寒いよね」「屋根、いつ直したんだっけ」といった言葉が、自然に出てきやすい環境なんですね。

だからこの数日間に、結論まで出す必要はまったくありません。ただ「これから10年、この家をどうしていくか」というテーマを、一度みんなの前に置いてみる。それだけでも大きな前進です。私自身、お客様から「お盆に話が出て、そこから動き始めました」と伺うことが、毎年何件もあります。

ひとつだけ、コツをお伝えします。「建て替えよう」から入らないことです。「お父さんたちは、この先どう暮らしたい?」から入る。順番を間違えなければ、話はずっと穏やかに進みます。


■ 実家の土地に建てるとき、最初に確かめることは何でしょうか?

[画像:住宅の敷地図面と権利関係の資料を広げて打ち合わせをする様子]

ご相談をいただいたら、私たちはまず次の点を一緒に確認していきます。順番に見ていきましょう。

・土地の名義がどうなっているか。

これが出発点です。親御さん名義のままお子さんが家を建てるケースは非常に多いのですが、ここでよく心配されるのが贈与税です。国税庁の説明によれば、地代も権利金も支払わずに土地を借りるいわゆる使用貸借の場合、その土地を使用する権利の価額はゼロとして取り扱われるため、借地権相当額の贈与を受けたものとして贈与税が課税されることはない、とされています。

ただし、この土地は将来相続の対象になり、そのときの評価は他人に賃貸している土地ではなく自分で使っている土地として行われます。つまり相続の場面では評価が下がらない。名義を今のうちに移すのか、そのままにするのか、判断はご家族の事情によって変わります。必ず税理士さんや税務署にご相談ください。私たちも、必要であれば専門家をご紹介しています。

・境界と接道の状況。

古くからの敷地は、境界標が失われていたり、隣地との認識がずれていたりすることがあります。また建築のためには、敷地が幅員4m以上の道路に2m以上接している必要があります。昔からの集落や旧市街では、この条件を満たしているかどうかの確認が欠かせません。

・既存の建物をどうするか。

解体するなら、その費用と工事期間、そして工事中どこに住むかという仮住まいの計画が必要になります。母屋を残して離れを建てる、敷地の別の場所に建てて母屋は後から解体するといった段取りが取れる敷地もあります。

・ご家族の合意。

技術的にも法的にも問題がなくても、ここでつまずくと前に進みません。だからこそ、お盆の時間が生きてくるわけです。


■ 建て替えとリフォーム、どちらを選べばいいのでしょうか?

[画像:既存住宅の外観と、新しい住まいの模型を並べて比較検討するイメージ]

これは本当によく聞かれます。私の答えはいつも同じで、「今の建物がどういう状態か」と「これから何年住むか」の2つで決まります、というものです。

リフォームが向いているのは、構造や基礎がしっかりしていて、間取りに大きな不満がなく、水まわりや内装、部分的な断熱改修で暮らしが十分に良くなる場合です。工期も短く、費用も抑えられます。愛着のある建物をそのまま活かせるという価値も、決して小さくありません。

一方、建て替えを検討したほうがよいのは、耐震性能を今の基準まで引き上げたい場合、断熱を根本から見直したい場合、そして家族構成の変化にあわせて間取りを大きく変えたい場合です。特に耐震については、部分的な補強では届かない領域があります。私たちは新築で耐震等級3を標準としていますが、これは既存建物の改修で確保するのが難しい水準です。

秋田は、住宅に占める一戸建ての割合が高い地域です。令和5年住宅・土地統計調査の秋田県の集計では、一戸建ての割合は79.4%と全国で最も高いという結果が出ています。それだけ、ご実家が一戸建てで、その将来をどうするかという課題に直面するご家庭が多いということでもあります。

どちらが正解ということはありません。ただ、判断材料が揃っていないまま迷い続けるのが一番もったいない。現地を見て、建物の状態を確認して、両方の概算をお出しする。そこまでやってから考えていただければ十分です。


■ 秋田の気候に、実家の敷地でどう向き合いますか?

[画像:秋田の冬、雪が積もった住宅の外構と除雪スペース]

この夏も暑い日が続きました。8月に入ってからは高温への警戒が呼びかけられる日があり、一方で台風や湿った空気の影響で天気が大きく崩れる日もありました。この記事を書いている今週も、まとまった雨の予報が出ています。暑さと雨の両方に備えなければならない、そういう夏です。

そして数か月後には冬が来ます。秋田で家を考えるということは、この振れ幅の大きさに向き合うということです。

実家の敷地で建てる場合、この点でむしろ有利になることがあります。その土地の気候の癖を、ご家族がすでに知っているからです。

どの方角から雪が吹きつけるか。屋根の雪がどこに落ちるか。除雪した雪をどこに寄せていたか。夏の午後、どの部屋が一番暑くなるか。雨が強い日に水が溜まりやすい場所はどこか。何十年もそこで暮らしてきたご両親は、こうしたことを体で覚えていらっしゃいます。

これは設計にとって、非常に価値の高い情報です。新しく買った土地では、住み始めてから気づくことばかり。それを最初から織り込んで設計できるというのは、実家の土地ならではの強みなんですね。

私たちは、高耐震・高断熱パネルを用いた構造で、冬の寒さと夏の暑さの両方に対応する住まいをつくっています。ただ、性能の数字だけでは解けない問題もあります。玄関の位置、駐車場から玄関までの距離、雪を寄せるスペースの確保。こうした配置の設計は、その敷地を知っている人の話を聞かないと決められません。ぜひ、お盆にご両親から「この土地の話」を聞いておいてください。


■ 2026年の夏、お金まわりで知っておきたいことは?

[画像:住宅ローンと補助金の資料を確認しながら資金計画を立てる場面]

ここは事実関係が動く部分なので、あくまで私がこの記事を書いている2026年8月時点で公表されている情報として、いくつかお伝えします。ご検討の際は必ず最新の公式情報をご確認ください。

・金利は上昇局面にあります。

日本銀行は2026年6月の金融政策決定会合で政策金利を1.0%程度へ引き上げることを決め、7月末の会合では据え置きとなりました。長期固定のフラット35は、2026年8月の最低金利が3.290%と発表されており、前月から上がっています。変動金利についても、短期プライムレートの引き上げを公表している金融機関があり、今後の基準金利の見直しが見込まれています。

金利が上がると、同じ借入額でも総返済額は増えます。ただ私は、これを「急がなきゃ」と煽る材料にはしたくありません。大事なのは、いま現実に借りられる条件で無理のない返済計画が立つかどうかを、早めに数字で確かめておくことです。

・国の補助事業には期限があります。

みらいエコ住宅2026事業では、注文住宅の新築(ZEH水準住宅)について、第2期の交付申請の受付期間が2026年9月30日までとされています。予算の上限に達した時点で受付が終了する仕組みですので、期限まで残っているとは限りません。予算に対する申請額の割合は公式サイトで公表されていますので、そちらでご確認いただくのが確実です。

この事業は長期優良住宅やZEH水準住宅を対象としています。私たちが長期優良住宅の考え方を土台に家づくりをしているのは、こうした制度に合わせるためではなく、長く価値が保たれる住まいをつくるためですが、結果として制度を活用しやすい形になっています。

・自治体の制度も確認する価値があります。

秋田市には子育て世帯の移住や定住を後押しする補助制度があり、県としても移住支援の枠組みが用意されています。県外から秋田に戻られる方は、対象になる可能性があります。要件や金額は年度によって変わりますので、秋田市や秋田県の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

なお土地の相場についても触れておくと、2026年の公示地価では秋田市の平均が前年から上昇しています。実家の土地を活かすという選択は、土地を新たに取得する費用がかからないという意味で、この局面では大きな意味を持ちます。


■ 建築家と建てる家だからできることは何でしょうか?

[画像:建築家と施主が図面を前に敷地条件を検討している打ち合わせ風景]

実家の敷地というのは、ひとつとして同じものがありません。細長い、道路より低い、隣家が迫っている、大きな木がある、母屋と蔵が残っている。既製のプランをそのまま当てはめようとすると、どこかに無理が出ます。

私たちが建築家と建てる家=注文住宅を本筋に据えているのは、まさにこういう敷地に応えるためです。敷地の形、日の入り方、風の抜け方、雪の落ちる方向、そしてご家族の距離感。それらを読み解いて、その土地だけの答えを出す。これは設計の力がないとできません。

特に、親世帯との距離の取り方は繊細なテーマです。完全に分けるのか、玄関だけ一緒にするのか、水まわりを共有するのか。あるいは母屋を残して、その隣に建てるのか。どれが正解かはご家族ごとに違いますし、10年後にまた変わるかもしれません。将来の変化を織り込んだ設計ができるかどうかで、住み心地は大きく変わります。

平屋をご検討される方も増えています。ご両親の年齢を考えると階段のない暮らしがいい、けれど敷地の広さとの兼ね合いをどうするか。実家の土地なら、街なかでは取りにくい平屋の広がりを確保できることも少なくありません。「あしたのHIRAYA」のように、平屋という選択肢を最初から用意しているのも、そうしたご相談が多いからです。

そして、お引き渡しがゴールではありません。私たちは入居後もアプリ「マイホム」でチャットからご相談いただける体制をとっています。ご両親と同じ敷地で暮らし始めてから出てくる困りごとにも、気軽に声をかけていただければと思っています。


■ あわせて読みたい

施工事例|敷地条件に合わせて設計した住まいをご覧いただけます
https://www.ashitanoie.jp/house/

あしたのHIRAYA|平屋という選択肢について
https://www.ashitanoie.jp/brand/hiraya/

お客様の声|実際に建てられた方のお話
https://www.ashitanoie.jp/voice/

分譲地|私たちの家づくりを完成した家で体感いただけます
https://www.ashitanoie.jp/estate/


■ まとめ

お盆の数日間で、家づくりの結論を出す必要はありません。ただ「これから10年、この家と土地をどうしていくか」というテーブルを、家族の前に一度置いてみる。それだけで、来年の今ごろの景色は変わっているはずです。

実家の土地に建てるという選択には、確認すべきことがいくつもあります。名義と税金、境界と接道、既存建物の扱い、そして家族の合意。ひとつずつ順番に片づけていけば、必ず整理はつきます。私たちは不動産部門も持っていますので、土地の話と建物の話をひとつの窓口でご相談いただけます。

そして何より、そこは何十年もご家族が暮らしてきた土地です。その記憶ごと引き継いで、次の世代の暮らしをつくる。家づくりって、きっと素敵な明日のためにあるんだ。私たちがそう考えている理由が、この仕事にはよく表れていると思っています。


■ あしたのいえ(秋田セントラル不動産株式会社)について

Home for wonderful tomorrow! 家づくりって、きっと素敵な明日のためにあるんだ。秋田市を中心に、潟上市・能代市などで注文住宅・分譲住宅・不動産のお手伝いをしています。

私たちの4つの強み

1. 耐震等級3を標準としています
2. 高耐震・高断熱パネルによる構造
3. 長期優良住宅の考え方を土台にした家づくり
4. 入居後もアプリ「マイホム」でチャット相談ができます

省令準耐火構造、24時間換気にも対応しています。


■ お盆の話し合いの、次の一歩に

ご家族の話がまとまってからでも、まとまる前でも構いません。まずは資料をご覧ください。

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あしたのいえ専用TEL 0800-800-7725(受付9:00〜18:00/定休日不定休)
秋田市保戸野通町5-37 菊谷ビル1F


■ よくある質問

Q. 親名義の土地に子どもが家を建てると贈与税はかかりますか。
A. 国税庁の説明では、地代も権利金も支払わずに土地を借りる使用貸借の場合、土地を使用する権利の価額はゼロとして扱われ、借地権相当額の贈与を受けたものとして贈与税が課税されることはないとされています。ただし将来の相続時の評価には影響しますので、具体的なご事情は税理士や税務署にご確認ください。

Q. 実家の建て替えとリフォーム、どちらを選べばよいですか。
A. 現在の建物の構造・基礎・断熱の状態と、これから何年住むかで判断が変わります。耐震と断熱を今の基準に引き上げたい、間取りを大きく変えたいという場合は建て替えが向いています。建物の状態が良く部分的な改善で足りる場合はリフォームが合理的です。まず現地を拝見してからご提案しています。

Q. 既存の建物を解体する費用も含めて相談できますか。
A. はい。解体、地盤調査、造成、そして新しい住まいの設計と施工までを一続きの計画としてご相談いただけます。不動産部門もありますので、土地の境界や接道の確認、必要に応じた測量の手配もあわせてお手伝いします。

Q. お盆の期間中も相談できますか。
A. 定休日は不定休のため、ご来場前にお電話またはウェブからご予約いただけると確実です。ご家族が帰省されているタイミングでまとめてお話を伺えると、その後の進行がとてもスムーズになります。

Q. 秋田市以外の地域でも対応していますか。
A. 秋田市を中心に、潟上市、能代市など周辺の地域にも対応しています。ご実家の所在地をお知らせいただければ、対応可否を含めてご案内します。


あしたのいえ 秋田セントラル不動産株式会社 船尾 教司


■ 執筆者プロフィール

船尾 教司(ふなお のりつか)
秋田セントラル不動産株式会社「あしたのいえ」代表取締役。建築家と建てる家=注文住宅を中心に、不動産売買から分譲住宅・リフォームまで地域密着で取り組む。

会社概要 https://www.ashitanoie.jp/company/
Instagram https://www.instagram.com/ashitano_ie/


■ 参考にした公的情報

国税庁 No.4552 親の土地に子供が家を建てたとき
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4552.htm

みらいエコ住宅2026事業(公式)
https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/

総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html

秋田市で平屋が選ばれる理由。建築家と建てる平屋という選択

こんにちは。あしたのいえの船尾です。

秋田は竿燈の季節を迎えました。2026年は8月3日から6日までの開催で、街に灯りが戻るこの数日は、私にとっても一年の節目のような時間です。一方で今週は日中の暑さがかなり厳しく、県内では大雨への警戒も呼びかけられています。お祭りを楽しみながらも、どうか水分と休息を十分にとってお過ごしください。

さて、ここ最近ご相談の場で明らかに増えているのが「平屋で考えたいのですが、どうでしょうか」というお声です。ご夫婦お二人の暮らしから、小さなお子さんのいるご家族まで、年代を問わずご相談をいただきます。今日はこの平屋について、秋田で家を建てるという前提でお話ししてみたいと思います。


■この記事のポイント

・平屋の着工数は全国で増加傾向。住宅全体が減るなかでも伸びている
・秋田の平屋は「雪の行き先」と「夏の暑さ・湿気」をどう設計に織り込むかが要
・広い土地でなければ建てられない、とは限らない。配置の工夫で成立することがある
・耐震等級3を標準とする考え方は、平屋でも変わらない
・金利は上昇局面。補助制度は年度ごとに変わるため、計画段階での確認が欠かせない


【目次】

1. なぜ今、平屋を選ぶ方が増えているのでしょうか?
2. 秋田の気候と平屋は、どう向き合えばいいのでしょうか?
3. 平屋には、本当に広い土地が必要なのでしょうか?
4. 平屋の暮らしやすさは、どこから生まれるのでしょうか?
5. 平屋の耐震と断熱は、どう考えればいいのでしょうか?
6. 金利と補助金が動く今、資金計画で何を確認しますか?
7. 建築家と建てる平屋は、何が違うのでしょうか?


■なぜ今、平屋を選ぶ方が増えているのでしょうか?

[画像:夕暮れの秋田の住宅地に建つ、軒の深い平屋の外観。窓に灯りがともる]

感覚の話ではなく、数字にも表れています。国土交通省の建築着工統計をもとにした集計では、木造平屋の着工数は2012年の約3万2千棟から、2025年には約6万棟へとおよそ2倍に増えました。住居用住宅全体に占める割合も、7%台から16%台へと伸びています。新設住宅の着工戸数そのものは全国的に減少が続いているなかでの増加ですから、これは相当はっきりした流れだと言っていいと思います。

理由はひとつではありません。ご夫婦二人、あるいは親御さんとの同居を見据えて、階段のない暮らしを望まれる方。共働きで、洗濯や片付けの移動をとにかく減らしたい方。屋根が低いぶん、外壁や屋根のメンテナンスで足場を組む負担が軽くなることを重視される方。動機はさまざまです。

共通しているのは、「広さ」よりも「暮らしやすさ」を先に置いて考えている、ということです。かつては床面積の大きさが家の価値だと考えられがちでしたが、今はそうではありません。必要なものが必要な場所にあって、無駄な移動がない。その結果として平屋という答えにたどり着く方が増えている、というのが私の実感です。


■秋田の気候と平屋は、どう向き合えばいいのでしょうか?

[画像:雪の積もった庭と、雪が落ちる方向に余白を確保した平屋の屋根まわり]

ここが秋田で平屋を建てる際の、いちばん大事なところです。

・雪のこと

まず雪です。平屋は屋根の面積が二階建てより広くなります。つまり、屋根に載る雪の量も増えるということです。ここで問われるのは「その雪がどこに落ち、どこにたまるのか」。玄関の真上から落ちる設計になっていないか、隣地との境界に雪が寄っていかないか、除雪した雪を積んでおくスペースが敷地内に確保できているか。この三つは、土地を見る段階から設計者と一緒に確認したいポイントです。

一方で、平屋には雪に関して有利な面もあります。屋根が低いので、様子を確認したり手入れをしたりするのが二階建てより格段にやりやすい。将来ご自身で屋根に上がるのが難しくなったときも、業者に頼む際の負担が軽くなります。長く住むことを前提にすると、この差は小さくありません。

・夏のこと

次に夏です。この記事を書いている8月上旬も、秋田は厳しい暑さの日が続いています。以前は「秋田の家は冬を基準に考えればいい」と言われましたが、今はそうもいきません。平屋は屋根から入る熱の影響を受けやすい形ですから、屋根の断熱をしっかり確保すること、そして軒や庇で夏の日差しを遮ることが効いてきます。逆に冬は、低い角度の日差しを室内の奥まで取り込みたい。同じ窓で夏は遮り冬は入れる、という設計上の工夫が、平屋ではとくに効果を発揮します。

・雨のこと

そして大雨です。近年は短時間に強い雨が降ることが増えました。平屋は生活のすべてが一階にありますから、敷地の水はけと、道路や隣地との高低差の確認は欠かせません。ハザードマップで浸水の想定を確かめたうえで、必要なら基礎の高さや駐車場の勾配を計画に織り込みます。これは土地を決める前に済ませておきたい作業です。


■平屋には、本当に広い土地が必要なのでしょうか?

[画像:敷地図を広げて配置を検討する打ち合わせの手元]

「平屋にしたいけれど、うちの土地では無理ですよね」。よくいただくご質問です。

結論から申し上げると、二階建てより広い敷地が必要になるのは事実ですが、郊外の大きな土地でなければ建てられない、というわけではありません。同じ延床面積を一階にまとめるので建築面積は当然大きくなり、建ぺい率が効いてきます。ただ、そこから先は配置の工夫の余地がかなりあります。

たとえば建物をL字やコの字に折って中庭を抱え込めば、道路や隣家からの視線を切りながら、各部屋に光と風を届けられます。細長い土地なら、建物を敷地の片側に寄せて反対側を通り道と駐車、雪置き場としてまとめて使う。前面道路との高低差があるなら、それを玄関アプローチの見せ場に変える。土地の制約は、設計次第で個性に変えられます。

大切なのは、土地を買ってから「さて平屋が建つだろうか」と考えるのではなく、土地を見る段階で設計者に同行してもらうことです。私たちが土地探しからのご相談をおすすめしているのは、この順番がそのまま結果に効いてくるからです。


■平屋の暮らしやすさは、どこから生まれるのでしょうか?

[画像:キッチンから洗面・室内干しスペースまでが一直線につながる平屋の内観]

階段がないこと自体よりも、私は「家族の距離感が変わること」が平屋の本質だと思っています。

二階建てでは、子ども部屋が二階にあるとお子さんが上がってしまい、顔を合わせる時間が減ります。平屋なら、どの部屋にいても気配が伝わる。これはお子さんが小さいうちは安心につながり、思春期には少しうるさく感じられるかもしれません。だからこそ設計では、つながりと独立のバランスを意図的に設計します。個室は最小限にして共有部を豊かにするのか、寝室ゾーンを廊下で明確に切り分けるのか。ご家族の考え方によって答えは変わります。

家事の面でも平屋は有利です。洗濯機から干し場、そしてしまう場所まで、階をまたがずに一直線でつなげられる。買い物から帰って、駐車場、勝手口、パントリー、キッチンと荷物を持ったまま歩く距離が短い。前回のブログで家事動線のお話をしましたが、平屋はその考え方をもっとも素直に形にできる住まいの形です。

一方で、注意すべき点もあります。建物の中心部に光が届きにくくなること。すべてが一階なので、道路や隣家からの視線を受けやすいこと。この二つは、天窓やハイサイドライトの計画、中庭や塀・植栽による目隠しで解いていきます。ここは設計力がそのまま住み心地の差になる部分です。


■平屋の耐震と断熱は、どう考えればいいのでしょうか?

[画像:構造用パネルで固められた施工中の平屋の躯体]

先日のブログでも地震への備えについて書きましたが、平屋だからといって考え方が変わることはありません。あしたのいえでは耐震等級3を標準としており、これは平屋でも同じです。

平屋は建物の重心が低く、地震の揺れに対して構造的に有利に働く面があります。ただし油断はできません。平屋の魅力である大きな開口部や、間仕切りの少ない広い空間は、壁の量が減ることを意味します。どこに耐力壁を配置し、屋根の重さをどう支えるか。この検討を丁寧に行ってはじめて、開放感と強さが両立します。私たちが高耐震・高断熱パネルを用い、長期優良住宅の考え方に沿って設計を進めているのは、この両立のためです。

断熱については、先ほど触れたとおり屋根面がポイントになります。平屋は延床面積に対する屋根の割合が大きいため、屋根の断熱性能が室内環境に与える影響が二階建てより大きい。ここに手を抜くと、夏は二階建て以上に暑くなりかねません。逆にきちんとつくれば、冬の暖房費でも夏の冷房費でも効いてきます。24時間換気と組み合わせて、空気の質まで含めて整えていく考え方です。


■金利と補助金が動く今、資金計画で何を確認しますか?

[画像:資金計画の書類と電卓、コーヒーの置かれたテーブル]

ここは正直にお伝えしたいところです。

【フラット35】の2026年8月の金利が発表され、返済期間21年以上35年以下の最低金利は年3.290%となりました。前月からさらに上がっており、現行の制度では最も高い水準と報じられています。変動金利も、上げに動く金融機関と据え置く金融機関が分かれながら、全体としては上昇の方向にあります。適用される金利は返済期間や融資の割合、金融機関によって変わりますので、必ずご自身の条件で確認してください。

補助制度については、国のみらいエコ住宅2026事業が第2期の受け付け期間に入っています。新築では省エネ性能に応じた区分が設けられており、長期優良住宅も対象に含まれます。予算に対する申請額の割合は2026年7月時点で3割を超えたと報じられており、後半になるほど動きは早まる可能性があります。制度の内容や補助額、締め切りは変わり得ますので、最新の情報は国土交通省の公式ページでご確認ください。

そのうえで申し上げると、金利のニュースだけを見て「もう遅い」と諦めるのも、「早く決めなければ」と急ぐのも、どちらも危ういと思っています。確認していただきたいのは、毎月の返済額そのものよりも、金利が動いたときにどれだけ余裕が残るか。そして土地代・建築費・諸費用・外構・家具まで含めた総額です。平屋は坪単価だけ見れば二階建てより上がりやすい形ですが、生活動線が短くなることで必要な面積を見直せる場合もあります。坪単価ではなく総額で比べる。これが平屋を検討するときの、いちばん実際的なアドバイスです。


■建築家と建てる平屋は、何が違うのでしょうか?

[画像:中庭を囲む平屋のリビングから、庭越しに空を見上げる視線]

ここまでお読みいただいて、お気づきかもしれません。平屋の課題として挙げたことは、そのほとんどが「土地と建物の関係をどう設計するか」に集約されます。雪の行き先も、視線の切り方も、光の取り込み方も、耐力壁の配置も、すべて敷地固有の条件から答えが変わります。

だから平屋は、既製のプランを当てはめるのではなく、その土地とご家族に合わせて一からつくる価値がとても大きい住まいの形です。あしたのいえが建築家と建てる家をお勧めしているのは、まさにこの点です。平屋の商品として「あしたのHIRAYA」もご用意していますが、いずれにしても出発点はご家族の暮らし方と、その土地が持っているクセです。

そしてお引き渡しのあとも、アプリ「マイホム」でチャットからご相談いただけます。住み始めてから気づくこと、季節が一巡してわかることは必ずあります。そのときに気軽に聞ける相手がいる。これも私たちが大事にしていることです。


■あわせて読みたい

・秋田市の土地探しと資金計画。金利も地価も動く今、家づくりの順番をどう考えるか
 https://www.ashitanoie.jp/diaryblog/ ※要差し替え(記事個別URL)
・秋田の夏を涼しく暮らす。建築家と建てる高断熱の家という選び方
 https://www.ashitanoie.jp/diaryblog/ ※要差し替え(記事個別URL)
・あしたのいえの施工事例を見る
 https://www.ashitanoie.jp/house/
・お客様の声
 https://www.ashitanoie.jp/voice/


■まとめ

平屋は、階段がないというだけの家ではありません。雪をどこに落とすか、夏の日差しをどう遮り冬の光をどう入れるか、視線をどう切るか。秋田で平屋を建てるということは、その土地の条件と正面から向き合うことでもあります。

だからこそ、面白い。制約がある土地ほど、設計の答えが出たときの手応えは大きいものです。金利や制度の話は確かに気になりますが、それは条件のひとつにすぎません。まずはご家族がどんな一日を過ごしたいのか、そこからお聞かせいただければと思います。

竿燈が終われば、秋田は少しずつ秋に向かいます。家づくりを考え始めるには、いい季節です。


■あしたのいえ(秋田セントラル不動産株式会社)について

Home for wonderful tomorrow! 家づくりって、きっと素敵な明日のためにあるんだ。
秋田市を中心に、潟上市・能代市などで注文住宅・不動産・分譲住宅・リフォームを手がけています。

私たちの4つの強み
1. 耐震等級3を標準としています
2. 高耐震・高断熱パネルを採用しています
3. 長期優良住宅の考え方に沿って設計しています
4. ご入居後もアプリ「マイホム」でチャット相談ができます

※省令準耐火構造・24時間換気にも対応しています。
秋田市保戸野通町5-37 菊谷ビル1F
あしたのいえ専用TEL 0800-800-7725(受付9:00〜18:00・定休日不定休)


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■よくある質問

Q. 平屋は二階建てより建築費が高くなるのでしょうか?
A. 同じ延床面積で比べると、平屋は基礎と屋根の面積が大きくなるため、坪あたりの単価は上がりやすい傾向があります。ただし総額は延床面積や仕様、土地の条件によって変わります。平屋にすることで生活動線が短くなり、必要な面積そのものを見直せる場合もありますので、坪単価だけでなく総予算で比較することをおすすめします。

Q. 秋田で平屋を建てるとき、雪の影響はどう考えればいいですか?
A. 屋根の形状と雪の落ち方、落ちた雪をためておく場所、玄関やアプローチの位置関係を、設計の早い段階から一体で考えることが大切です。平屋は屋根が低く点検や手入れがしやすい一方、屋根面積が広くなるため、雪の行き先を土地のどこに確保するかが計画の要になります。

Q. 平屋を建てるには広い土地が必要ですか?
A. 一般的には二階建てより広い敷地が必要になりますが、必ずしも郊外の大きな土地でなければ建てられないわけではありません。建ぺい率や道路との関係、隣家との距離を踏まえて配置を工夫すれば、市街地の土地でも平屋が成立することがあります。土地探しの段階から設計者と一緒に見ていくのが確実です。

Q. 平屋でも耐震性能は確保できますか?
A. あしたのいえでは耐震等級3を標準としており、平屋でも考え方は変わりません。平屋は建物の重心が低く、構造的に有利に働く面もあります。ただし大きな開口部や広いワンルーム的な空間をつくる場合は、耐力壁の配置を含めた構造の検討が欠かせません。

Q. 平屋の相談はどこにすればいいですか?
A. 秋田市保戸野通町のあしたのいえまでお気軽にご相談ください。専用電話0800-800-7725(受付9:00〜18:00)、または資料請求・来場予約のフォームからご連絡いただけます。土地をお持ちでない段階からのご相談も歓迎しています。


■執筆者プロフィール

船尾 教司(ふなお のりつか)
秋田セントラル不動産株式会社「あしたのいえ」代表取締役。建築家と建てる家=注文住宅を中心に、不動産売買から分譲住宅・リフォームまで地域密着で取り組んでいます。

会社概要 https://www.ashitanoie.jp/company/
Instagram https://www.instagram.com/ashitano_ie/


あしたのいえ 秋田セントラル不動産株式会社 船尾 教司

熊本の地震に、心を寄せて。秋田の私たちが、今できる住まいの備えを考える

こんにちは。あしたのいえの船尾です。

先日、熊本県で大きな地震が発生しました。報道を通じて伝わってくる被害の大きさに、胸が締めつけられる思いでいます。亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われたすべての皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早く、穏やかな日常が戻りますよう、秋田の地から願っています。

熊本では2016年にも大きな地震がありました。同じ土地で再び、という現実に、言葉を失います。そして、遠く離れた秋田で暮らす私たちも、この出来事を決して他人事にはできないと感じています。

こうした時に、住まいをつくる仕事をしている者として何をお伝えすべきか、正直、迷いもありました。それでも、いざという時に大切なご家族を守るための備えについて、落ち着いてお話しすることには意味があると思い、この記事を書いています。商品の宣伝という気持ちではなく、同じ地域に暮らす一人として受け取っていただければ幸いです。

【この記事のポイント】
・遠い地の地震を、自分ごととして受け止めることから
・備えは「今日できること一つ」から。家具固定・備蓄・連絡方法の確認
・秋田も地震と無縁ではない。冬の寒さ・停電との重なりにも備えを
・「在宅避難」を支えるのは、まず住まいそのものの強さ
・住まいの強さの目安が「耐震等級」。等級3は最も高いレベル

【目次】
1. 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何でしょうか?
2. 家庭で今日からできる備えには、どんなものがあるでしょうか?
3. 秋田も地震と無縁ではない、というのは本当でしょうか?
4. 「在宅避難」を支えるものは、何でしょうか?
5. 住まいの耐震性能は、どこを見ればいいのでしょうか?


■ 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何でしょうか?

大きな災害の報道に触れると、心がざわつき、何かしなければという気持ちになります。その気持ちは、とても大切なものだと思います。

まずできることは、確かな情報を公式の発表で確認することです。災害時にはさまざまな情報が飛び交います。気象庁や自治体など、信頼できる発信元を通じて状況を把握することが、冷静な行動につながります。支援をお考えの場合も、信頼できる窓口を通じて行うのがよいと思います。

そしてもう一つ。遠くの出来事を、自分ごととして受け止め、自分の家の備えを見直すこと。これも、私たちにできる大切なことだと思っています。今日お話しするのは、その具体的な中身です。


■ 家庭で今日からできる備えには、どんなものがあるでしょうか?

まず申し上げたいのは、すべてを一度にそろえる必要はない、ということです。完璧を目指すと、かえって手が止まってしまいます。今日できることを一つ、それで十分です。

・はじめの一歩は、家具の固定です。大きな地震では、家具が倒れてけがをする、避難の妨げになる、ということが起こります。特に寝室は、就寝中に身を守るものがない場所です。背の高い家具は置かない、置くなら固定する。ここから始めるのがおすすめです。

・次に、水と食料の備蓄です。いっぺんに大量にそろえなくても、いつもの買い物で少し多めに買い、使った分を補充していく。この「ローリングストック」という方法なら、無理なく続けられます。あわせて、停電に備えた明かりやモバイルバッテリーもあると安心です。

・そして、家族との連絡方法の確認です。災害時は電話がつながりにくくなります。「災害用伝言板」や「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方を家族で共有しておく、集合場所を決めておく。こうした話し合いは、費用もかからず、今日この場でできることです。

お住まいの地域のハザードマップも、一度ご覧になっておくとよいと思います。自治体の公式サイトで確認できます。


■ 秋田も地震と無縁ではない、というのは本当でしょうか?

「秋田は地震が少ないから」と言われることがあります。たしかに他の地域と比べれば、揺れを感じる頻度は少ないかもしれません。ですが、地震と無縁の土地はありません。秋田も過去に大きな地震を経験してきました。

そして、秋田で暮らす私たちが特に意識しておきたいのが、冬の地震です。もし真冬に地震が起きて、停電が重なったら。暖房が止まり、雪が降るなかで過ごすことになります。地震そのものだけでなく、寒さという二つ目の危険が加わるのが、雪国の地震の怖さです。

ですので、秋田での地震対策は、冬の備えと分けずに考えるのが現実的だと思っています。停電時のための防寒具やカセットボンベ式の暖房、明かり。そして、そもそも家の断熱性能が高ければ、暖房が止まっても室温が下がりにくく、命を守る時間を稼げます。断熱の高い家は、冬の光熱費だけでなく、非常時の備えにもなるのです。


■ 「在宅避難」を支えるものは、何でしょうか?

地震のあと、必ずしも避難所に行くことだけが正解ではありません。建物の安全が確認できていれば、住み慣れた自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢があります。

避難所は、多くの方が身を寄せる場所です。プライバシーの確保が難しかったり、体調を崩しやすかったりする面もあります。ご自宅が安全に過ごせる状態であれば、そこで避難生活を送れることは、心と体の負担を大きく減らしてくれます。

この在宅避難を支えるのが、まず建物そのものの強さです。地震に耐えて住み続けられる家であること。そのうえで、水や食料の備え、停電に備えた設備があること。住まいの安全と日頃の備えは、いざというときにこうしてつながってきます。


■ 住まいの耐震性能は、どこを見ればいいのでしょうか?

「地震に強い家」と言葉で言っても、何をもって強いと言えるのか、分かりにくいですよね。ひとつの分かりやすい目安が「耐震等級」です。

耐震等級は、住宅がどれくらい地震に耐えられるかを1から3までの段階で示したものです。等級1が建築基準法で定められた最低限の基準、そして等級3が最も高いレベルで、消防署や警察署といった、災害時に拠点となる建物と同じ水準です。

私たち「あしたのいえ」では、この耐震等級3を標準としています。特別なオプションではなく、当たり前の仕様として、すべてのお客様にこの強さをお届けしたい。地震の多いこの国で家をつくる者としての、私たちなりの責任の形だと考えています。あわせて、地震の力を面で受け止める高耐震・高断熱パネル、長く安心して住み続けるための長期優良住宅の考え方、省令準耐火構造なども取り入れています。

そして、「これから建てる家の話は分かった。でも、今の家はどうなの」と思われた方へ。私たちは不動産会社が母体で、新築だけでなくリフォームにも取り組んでいます。今お住まいの家についても、耐震診断や補強という考え方があります。まずは状況を伺うところからで構いません。不安なときは、一人で抱え込まず、どうか気軽にお声がけください。


【あわせて読みたい】
・施工事例|耐震等級3を標準とした家づくりの実例 https://www.ashitanoie.jp/house/
・分譲地情報|完成した住まいで性能を体感する https://www.ashitanoie.jp/estate/
・お客様の声|安心して暮らせる家を選んだ方の声 https://www.ashitanoie.jp/voice/
・秋田の冬を暖かく暮らす。建築家と建てる高断熱の家という選び方 ※要差し替え


■ まとめ

熊本での地震は、遠い秋田で暮らす私たちにも、多くのことを突きつけました。地震は、いつ、どこで起きるか分かりません。だからこそ、不安に飲み込まれるのではなく、できる備えを一つずつ積み重ねていく。それが、大切な人を守ることにつながっていくのだと思います。

家具を固定する、水を少し多めに買う、家族と連絡方法を話しておく。今日できる小さな一歩から。そして、暮らしの器である住まいそのものが強いこと。私たちが耐震等級3を標準としているのは、その安心を当たり前のものにしたいからです。

被災された地域の一日も早い復興を、心よりお祈りしています。そして、今の家のことでも、これからの家のことでも、不安なときはどうかお声がけください。一緒に確認するところから始めましょう。


【あしたのいえについて】
秋田セントラル不動産株式会社の住宅事業部「あしたのいえ」は、秋田市を中心に潟上市・能代市などで、建築家と建てる家=注文住宅を軸に家づくりをお手伝いしています。新築からリフォーム、土地探しまで地域密着で取り組んでいます。

私たちが大切にしている4つのこと
1. 耐震等級3を標準としています
2. 高耐震・高断熱パネルを採用しています
3. 長期優良住宅の考え方を取り入れています
4. 入居後もアプリ「マイホム」でチャットからご相談いただけます
このほか、省令準耐火構造や24時間換気にも対応しています。


【ご相談窓口】
住まいの地震への備え、ご相談を承っています。これから建てる家のことも、今お住まいの家のことも。「うちはどうなんだろう」という段階で構いません。一緒に確認しましょう。
資料請求 https://www.ashitanoie.jp/booklet-ssl/
来場予約・お問合せ https://www.ashitanoie.jp/contact-ssl/
あしたのいえ専用TEL 0800-800-7725(受付9:00〜18:00・定休日不定休)


【よくある質問】
Q. 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何ですか?
A. まずは、確かな情報を公式の発表で確認すること。支援を考える場合は、信頼できる窓口を通じて行うこと。そして、この機会にご自身の家の備えを一度見直すこと。遠くの出来事を、自分ごととして受け止めることも、私たちにできる大切なことだと思っています。

Q. 地震に備えて、家庭でまず何をすればいいですか?
A. 大きな家具の固定、寝室に物を置きすぎないこと、水と食料の備蓄から始めるのがおすすめです。停電に備えた明かりやモバイルバッテリー、家族との連絡方法の確認も大切です。すべてを一度にそろえる必要はありません。今日できることを一つずつで十分です。

Q. 秋田は地震が少ないと聞きますが、備えは必要ですか?
A. 秋田でも過去に大きな地震を経験しており、地震と無縁の地域はありません。加えて、冬に地震が起きれば寒さや停電が重なります。可能性の大小にかかわらず、日頃からの備えは意味があると考えています。

Q. 耐震等級3とは、どういう意味ですか?
A. 耐震等級は住宅の地震への強さを1から3で示す指標で、等級3が最も高いレベルです。消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物と同じ水準にあたります。私たちは、この耐震等級3を標準としています。


※地震の被害状況や避難に関する情報は、刻々と変化します。最新の情報は気象庁や自治体などの公式発表を必ずご確認ください。この記事は住まいの備えについての一般的な考え方をお伝えするものです。


【執筆者】
船尾 教司(ふなお のりつか)/秋田セントラル不動産株式会社「あしたのいえ」代表取締役
建築家と建てる家=注文住宅を中心に、不動産売買から分譲住宅・リフォームまで地域密着で取り組んでいます。秋田市保戸野通町5-37 菊谷ビル1F。会社概要 https://www.ashitanoie.jp/company/

あしたのいえ 秋田セントラル不動産株式会社 船尾 教司