熊本の地震に、心を寄せて。秋田の私たちが、今できる住まいの備えを考える

こんにちは。あしたのいえの船尾です。

先日、熊本県で大きな地震が発生しました。報道を通じて伝わってくる被害の大きさに、胸が締めつけられる思いでいます。亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われたすべての皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早く、穏やかな日常が戻りますよう、秋田の地から願っています。

熊本では2016年にも大きな地震がありました。同じ土地で再び、という現実に、言葉を失います。そして、遠く離れた秋田で暮らす私たちも、この出来事を決して他人事にはできないと感じています。

こうした時に、住まいをつくる仕事をしている者として何をお伝えすべきか、正直、迷いもありました。それでも、いざという時に大切なご家族を守るための備えについて、落ち着いてお話しすることには意味があると思い、この記事を書いています。商品の宣伝という気持ちではなく、同じ地域に暮らす一人として受け取っていただければ幸いです。

【この記事のポイント】
・遠い地の地震を、自分ごととして受け止めることから
・備えは「今日できること一つ」から。家具固定・備蓄・連絡方法の確認
・秋田も地震と無縁ではない。冬の寒さ・停電との重なりにも備えを
・「在宅避難」を支えるのは、まず住まいそのものの強さ
・住まいの強さの目安が「耐震等級」。等級3は最も高いレベル

【目次】
1. 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何でしょうか?
2. 家庭で今日からできる備えには、どんなものがあるでしょうか?
3. 秋田も地震と無縁ではない、というのは本当でしょうか?
4. 「在宅避難」を支えるものは、何でしょうか?
5. 住まいの耐震性能は、どこを見ればいいのでしょうか?


■ 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何でしょうか?

大きな災害の報道に触れると、心がざわつき、何かしなければという気持ちになります。その気持ちは、とても大切なものだと思います。

まずできることは、確かな情報を公式の発表で確認することです。災害時にはさまざまな情報が飛び交います。気象庁や自治体など、信頼できる発信元を通じて状況を把握することが、冷静な行動につながります。支援をお考えの場合も、信頼できる窓口を通じて行うのがよいと思います。

そしてもう一つ。遠くの出来事を、自分ごととして受け止め、自分の家の備えを見直すこと。これも、私たちにできる大切なことだと思っています。今日お話しするのは、その具体的な中身です。


■ 家庭で今日からできる備えには、どんなものがあるでしょうか?

まず申し上げたいのは、すべてを一度にそろえる必要はない、ということです。完璧を目指すと、かえって手が止まってしまいます。今日できることを一つ、それで十分です。

・はじめの一歩は、家具の固定です。大きな地震では、家具が倒れてけがをする、避難の妨げになる、ということが起こります。特に寝室は、就寝中に身を守るものがない場所です。背の高い家具は置かない、置くなら固定する。ここから始めるのがおすすめです。

・次に、水と食料の備蓄です。いっぺんに大量にそろえなくても、いつもの買い物で少し多めに買い、使った分を補充していく。この「ローリングストック」という方法なら、無理なく続けられます。あわせて、停電に備えた明かりやモバイルバッテリーもあると安心です。

・そして、家族との連絡方法の確認です。災害時は電話がつながりにくくなります。「災害用伝言板」や「災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方を家族で共有しておく、集合場所を決めておく。こうした話し合いは、費用もかからず、今日この場でできることです。

お住まいの地域のハザードマップも、一度ご覧になっておくとよいと思います。自治体の公式サイトで確認できます。


■ 秋田も地震と無縁ではない、というのは本当でしょうか?

「秋田は地震が少ないから」と言われることがあります。たしかに他の地域と比べれば、揺れを感じる頻度は少ないかもしれません。ですが、地震と無縁の土地はありません。秋田も過去に大きな地震を経験してきました。

そして、秋田で暮らす私たちが特に意識しておきたいのが、冬の地震です。もし真冬に地震が起きて、停電が重なったら。暖房が止まり、雪が降るなかで過ごすことになります。地震そのものだけでなく、寒さという二つ目の危険が加わるのが、雪国の地震の怖さです。

ですので、秋田での地震対策は、冬の備えと分けずに考えるのが現実的だと思っています。停電時のための防寒具やカセットボンベ式の暖房、明かり。そして、そもそも家の断熱性能が高ければ、暖房が止まっても室温が下がりにくく、命を守る時間を稼げます。断熱の高い家は、冬の光熱費だけでなく、非常時の備えにもなるのです。


■ 「在宅避難」を支えるものは、何でしょうか?

地震のあと、必ずしも避難所に行くことだけが正解ではありません。建物の安全が確認できていれば、住み慣れた自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢があります。

避難所は、多くの方が身を寄せる場所です。プライバシーの確保が難しかったり、体調を崩しやすかったりする面もあります。ご自宅が安全に過ごせる状態であれば、そこで避難生活を送れることは、心と体の負担を大きく減らしてくれます。

この在宅避難を支えるのが、まず建物そのものの強さです。地震に耐えて住み続けられる家であること。そのうえで、水や食料の備え、停電に備えた設備があること。住まいの安全と日頃の備えは、いざというときにこうしてつながってきます。


■ 住まいの耐震性能は、どこを見ればいいのでしょうか?

「地震に強い家」と言葉で言っても、何をもって強いと言えるのか、分かりにくいですよね。ひとつの分かりやすい目安が「耐震等級」です。

耐震等級は、住宅がどれくらい地震に耐えられるかを1から3までの段階で示したものです。等級1が建築基準法で定められた最低限の基準、そして等級3が最も高いレベルで、消防署や警察署といった、災害時に拠点となる建物と同じ水準です。

私たち「あしたのいえ」では、この耐震等級3を標準としています。特別なオプションではなく、当たり前の仕様として、すべてのお客様にこの強さをお届けしたい。地震の多いこの国で家をつくる者としての、私たちなりの責任の形だと考えています。あわせて、地震の力を面で受け止める高耐震・高断熱パネル、長く安心して住み続けるための長期優良住宅の考え方、省令準耐火構造なども取り入れています。

そして、「これから建てる家の話は分かった。でも、今の家はどうなの」と思われた方へ。私たちは不動産会社が母体で、新築だけでなくリフォームにも取り組んでいます。今お住まいの家についても、耐震診断や補強という考え方があります。まずは状況を伺うところからで構いません。不安なときは、一人で抱え込まず、どうか気軽にお声がけください。


【あわせて読みたい】
・施工事例|耐震等級3を標準とした家づくりの実例 https://www.ashitanoie.jp/house/
・分譲地情報|完成した住まいで性能を体感する https://www.ashitanoie.jp/estate/
・お客様の声|安心して暮らせる家を選んだ方の声 https://www.ashitanoie.jp/voice/
・秋田の冬を暖かく暮らす。建築家と建てる高断熱の家という選び方 ※要差し替え


■ まとめ

熊本での地震は、遠い秋田で暮らす私たちにも、多くのことを突きつけました。地震は、いつ、どこで起きるか分かりません。だからこそ、不安に飲み込まれるのではなく、できる備えを一つずつ積み重ねていく。それが、大切な人を守ることにつながっていくのだと思います。

家具を固定する、水を少し多めに買う、家族と連絡方法を話しておく。今日できる小さな一歩から。そして、暮らしの器である住まいそのものが強いこと。私たちが耐震等級3を標準としているのは、その安心を当たり前のものにしたいからです。

被災された地域の一日も早い復興を、心よりお祈りしています。そして、今の家のことでも、これからの家のことでも、不安なときはどうかお声がけください。一緒に確認するところから始めましょう。


【あしたのいえについて】
秋田セントラル不動産株式会社の住宅事業部「あしたのいえ」は、秋田市を中心に潟上市・能代市などで、建築家と建てる家=注文住宅を軸に家づくりをお手伝いしています。新築からリフォーム、土地探しまで地域密着で取り組んでいます。

私たちが大切にしている4つのこと
1. 耐震等級3を標準としています
2. 高耐震・高断熱パネルを採用しています
3. 長期優良住宅の考え方を取り入れています
4. 入居後もアプリ「マイホム」でチャットからご相談いただけます
このほか、省令準耐火構造や24時間換気にも対応しています。


【ご相談窓口】
住まいの地震への備え、ご相談を承っています。これから建てる家のことも、今お住まいの家のことも。「うちはどうなんだろう」という段階で構いません。一緒に確認しましょう。
資料請求 https://www.ashitanoie.jp/booklet-ssl/
来場予約・お問合せ https://www.ashitanoie.jp/contact-ssl/
あしたのいえ専用TEL 0800-800-7725(受付9:00〜18:00・定休日不定休)


【よくある質問】
Q. 遠い地の地震のとき、私たちにできることは何ですか?
A. まずは、確かな情報を公式の発表で確認すること。支援を考える場合は、信頼できる窓口を通じて行うこと。そして、この機会にご自身の家の備えを一度見直すこと。遠くの出来事を、自分ごととして受け止めることも、私たちにできる大切なことだと思っています。

Q. 地震に備えて、家庭でまず何をすればいいですか?
A. 大きな家具の固定、寝室に物を置きすぎないこと、水と食料の備蓄から始めるのがおすすめです。停電に備えた明かりやモバイルバッテリー、家族との連絡方法の確認も大切です。すべてを一度にそろえる必要はありません。今日できることを一つずつで十分です。

Q. 秋田は地震が少ないと聞きますが、備えは必要ですか?
A. 秋田でも過去に大きな地震を経験しており、地震と無縁の地域はありません。加えて、冬に地震が起きれば寒さや停電が重なります。可能性の大小にかかわらず、日頃からの備えは意味があると考えています。

Q. 耐震等級3とは、どういう意味ですか?
A. 耐震等級は住宅の地震への強さを1から3で示す指標で、等級3が最も高いレベルです。消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物と同じ水準にあたります。私たちは、この耐震等級3を標準としています。


※地震の被害状況や避難に関する情報は、刻々と変化します。最新の情報は気象庁や自治体などの公式発表を必ずご確認ください。この記事は住まいの備えについての一般的な考え方をお伝えするものです。


【執筆者】
船尾 教司(ふなお のりつか)/秋田セントラル不動産株式会社「あしたのいえ」代表取締役
建築家と建てる家=注文住宅を中心に、不動産売買から分譲住宅・リフォームまで地域密着で取り組んでいます。秋田市保戸野通町5-37 菊谷ビル1F。会社概要 https://www.ashitanoie.jp/company/

あしたのいえ 秋田セントラル不動産株式会社 船尾 教司

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